【大学受験生必見】私立文系大学生の授業、ゼミ、サークル、交友関係はこんな感じです

大学構内の広めの教室 タツ研の過去記事

ドーモデス。タツヒコです。

今回は将来的に大学進学を目指している方に向けて、私の実体験を基にした大学生活の概要について教える内容となります。

  • 大学と中学・高校の違いは何か?
  • 大学の授業はどんな内容?単位制ってどんなシステム?
  • 友達とかはどう作ればいい?
  • ゼミとは何か?サークルは入るべきなのか?

こういった疑問について答えていきたいと思います。

尚、今回の記事はあくまでも“文系”で且つ“平均的な私大”の一例であることを念頭に置いていただけると幸いです。

大前提:大学とはどういう場所?

大学の校舎

中学生や高校生の方にとって大学はどのような場所だと考えていますか?

もし「自由に遊べてバイトし放題」みたいなイメージを抱いているとしたら、それは大きな勘違いかもしれません。

まず大学とは、一言で言うなら「学問」を勉強するところです。

高校までの勉強は「学習」と呼び、“んでう”あるいは“学校う”というそのまんまの意味が込められています。

学問とは“んでう”。

つまり学習とは違って模範解答を見て習うのではなく、自ら疑問点を提示して問いただすという意味が込められています。

例えば、私は漫画やアニメに関する専門的な勉強がしたくて今在籍している大学に進学しました。

大学に通うからには、学問を勉強することは避けては通れません。

「就職のために大学に行く」という方もいるかと思いますが、就活が始まるのは3,4年の大学生活後半。それまでに指定された“単位”を取って進級しなくてはなりません。

大学には通う目的が何であれ、最悪「私は○○を勉強したい!」という意志が無いと、4年間安定して通い続けるのは精神的に難しいと思います。

私みたいに欲望丸出しの目的でも良いので、大学に行きたい方は「何かしら勉強したいな」という意志を持ちましょう。

授業(講義)はどんな感じ?

大学で受けられる授業とその構造はどんなものなのか?順を追って見ていきましょう。

時間割はどうなってるの?

机の上に置かれた卓上カレンダー

「大学生は授業を全部自分で決める」という話を聞いたことがあると思います。

中学・高校では学校側が生徒の時間割を決めていましたが、大学になるとそのほぼ全てを学生が決めることになります。

なぜ“ほぼ全て”という表現なのかというと、大学の学部学科にもしっかりとカリキュラムがあり、
それに沿った授業を“選択する”システムになっているからです。

「何曜日」「何時限目」「何の科目」を入れるのか。

この3つの「」を学生は学部のカリキュラムに合うように自分で選択することになります。

一日中授業で埋め尽くすこともできますし、あえて一日何も入れず、完全なフリー日にすることもできちゃいます。

どういう授業が受けられる?

パソコンで授業を受ける大学生

先程書いた通り大学の授業は「学問」と呼ばれ、中学・高校と比べて専門性の強い内容となります。

私が在籍する私立文系の場合、必然的に文系に沿った科目が授業で取り扱われます。

具体的には日本文学・海外文学・語学・古典・歴史学・社会学・出版学・カルチャー論・演劇論etc...が該当します。

私が受けたものだと...

  • 古代中国のキョンシー文学の読解
  • 村上春樹作品の分析・考察
  • 西洋映画史の概要
  • 韓国語/ハングル文字の基本講座(第二外国語)
  • ジブリ映画のアニメーション論
  • 漫画とメディアミックスの概論etc…

みたいな感じです。

授業形態としては、中学・高校では馴染み深い座学の授業もあれば、実際に外へ足を運んで現地で学習するような授業もあります。

ものによっては海外の提携校との国際授業なんかもできちゃったりします。

これ以外にはカリキュラム上絶対に受講する必要がある必修科目が別に割り振られていたり、
中学・高校と同じく体育を行う場合もあります。

単位制ってどういうシステム?

無数の色とりどりの数字

大学生の成績は単位制によって評価されます。

単位制自体は高校でも導入されているシステムですが、先程も言ったように高校は基本時間割が決められているため大して気にならなかった訳です。

大学では時間割を自分で決める都合上、授業ごとに取れる単位がそれぞれ割り振られています。

基本的には「1授業につき2単位」がメジャーです。

そして大学により卒業に必要な単位はバラバラですが、一般的には124単位と定まっています。

つまり単純計算で4年間で62科目分の授業を受けることになります。

実際には1授業で4単位や通年制で20単位も取るような機会があると思うので、60科目も受講することは無いと思いますが...

そして当然ですが、卒業までに指定された単位を取れないと留年になります。

場合によっては進級時に一定数の単位が必要な場合があります。

さらに闇雲に単位を取れば良いというわけでもなく、必修・専門必修・自由選択といった具合に
ジャンル別に単位を取るシステムが採用されていることもあります。

1年生の内から計画的に時間割を考えて、単位を取れるようにすると良いでしょう。

交友関係はどんな感じ?

肩を組んでいる8人の男女の背中

「高校で仲良くなったら奴らとバラバラになったけど大学で友達できるかな...?」

と友達や知り合いができるかどうかを悩んでいる方は多いかと思います。

最初に言っておきますと、この私タツヒコは...

親友と呼べる人が大学構内で一人もいません。

...はい。つまりはそういうことです。

大学生活でボッチになってしまう可能性は大いに有り得ます。
(私のように陰キャ・コミュ障に分類される方は特に)

というのも大学は授業が選択性である以上、中学・高校にあった「クラス」という概念が皆無です。

いつでも同じ人に会えるとは限りません。

もし知り合いを少しでも多く作りたいなら、サークルや部活動、後述するゼミナールなどの人が集まる活動に積極的に参加して、人脈を増やしていくのが一番手っ取り早いと思います。

逆に「私は一人でエンジョイしたいぜ!」という方はこちらの記事を参照ください(↓)

ゼミナールってなに?

ノートを膝に乗せている学生たち

ゼミナールは一つのテーマに対して少人数でディスカッション(討論)をしながら答えを探る大学の授業形態の一つです。

担当教授の名前をとって「○○ゼミ」やアバウトに「演習」とも呼ばれることもあります。

取り扱うテーマや細かい授業形態は教授ごとにバラバラです。ディスカッションをメインにする場合や、個人の研究発表を重視する場合もあります。

ゼミには強制?入ったほうがいいの?

ゼミナールに入るかどうかは大学や所属する学部学科によって異なります。

私の大学だと、文学部の特定の学科は2年生の時点でゼミ加入することが義務付けられています。

ついでに言うと、“卒論”も所属したゼミに沿ったテーマで書くことになります。

逆に義務付けられていない場合に関して。

「そのテーマを極めたい!」「将来を見通してディスカッションの力を付けたい!」「色んな人と意見交換したい!」

といった考えがある方は参加してみても良いかと思います。

実際私もポップカルチャー専門のゼミナールに参加していますが、色んな考えや趣味を持った人が集まるので、発表やディスカッションの際は良い刺激や学びが得られています。

サークル・部活はどんな感じ?

庭で談笑している3人の若者

サークルや部活についての違いや入るべきなのかについてお答えしていきます。

中学・高校までは部活と一括りにしていましたが、大学では主に“サークル(同好会)”“部活”で活動の方針を大きく分けています。

簡潔に言いますと、サークル(同好会)はエンジョイ勢、部活はガチ勢と分けられます。

特にスポーツ系の大半は部活に分類されていると言えます。(もちろん部活動とは別に同好会として存在していることもあります)

中学・高校では強制的に参加させられていた方もいると思いますが、大学の場合、特別な事情(スポーツ専攻的なヤツ)でもない限り基本自由です。

「共通の趣味を持った知り合いが欲しいから入ってみる」「少しでも多く大学生活を豊かにしたい」
良いと思います。

無論勉強を優先したいという方は無理に入らなくてもいいし、取り敢えずゆるめのサークルに入ってみるというのもアリです。

注意点

錆びた警告マークのステッカー

で、ここでサークル・部活動に関して1つ注意して欲しいことがあります。

大学のサークル・部活動は中学・高校と比べて数え切れないほど存在しており、

その中には大学の認可が下りていない非公認の団体も混じっています。

「非公認=危険、ヤバイ」と必ずしもそうとは限りませんが、活動の内容がいまいちフワフワしていたり、勧誘がどこかしつこいと感じたら一旦距離を置くのが無難です。

大学によっては「要注意団体」のようなまとめ書きをして注意喚起をすることもあるそうです。

大学に進学すると最初にガイダンスのようなものが何度か開かれて、その中でサークル・部活動をまとめた紹介パンフレットが配布されると思います。

もし自分が入ろうと決めたサークルがその中に記載されていなかった時は、一度確認をとったほうが良いでしょう。

まとめ

無数の大学卒業生

いかがでしょうか。

大学は中学・高校よりも遥かに自由ですがその分注意すべき点も多いです。

将来大学生活を楽しく過ごしたい方は、情報収集をぬかりなく行うようにしましょう。

今回はここまで。オタッシャデー!!

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