【超重要】卒論を書く前に知っておくべき基本事項7選

デスクでパソコンを開いて作業する男性 大学

ドーモデス。タツヒコです。

私は去年の12月に卒論を提出して、既に大学から卒業した身ですが、

これから4年生になる人の大半は、私と同じく卒論を書く予定ではないでしょうか?

卒論・卒業研究は大学生にとっての集大成。
今までのレポート課題以上にルールや抑えておきたい情報が多いです。

というわけで今回は、これから卒論を書く予定の新4年生向けに、“卒論を書く前に絶対に知っておくべき基本事項7選”を紹介します。

なおこの手の記事では毎回書いてますが、
大学ごとにレポート・卒論の取り扱い方が異なる点に留意していただけると幸いです。

(また口述試験については今回取り扱いません)

レポートは“練習”、卒論は“本番”

カチンコを持った男性

先述の通り、卒論・卒業研究は大学生にとって4年間の集大成になります。

今まで授業で課せられてきたレポート課題が“練習”だとすれば、4年生で執筆する卒論は、練習を踏まえたうえでの“本番”ということになります。

つまり、今まで書いてきたレポートよりも相応のクオリティが求められるわけです。

オリジナリティ(独自性)、文章の構築能力、情報の適切な収集、調査・証明の方法などなど...

過去に書いてきたレポートと同じような規模では論外と見なされてしまいます。

まずは卒論=本番・集大成であることを意識してください。

大学が課したルール(手引き)は絶対

本とガベル

卒論を書く際には、大学側が必ず形式に関するルール・手引きを用意しています。

字数は○○字以上なのか、最低ページ数はいくつか、フォントの大きさ・行間はどれほどか、目次は付けるのか、縦書きは可能なのかと...

かな~り細かく指定してきます。

そして提出した際にこれらの条件が一つでも誤っていたりすると、即座に修正させられることになります。

従来の課題なら、教授の判断で減点程度で済んだと思いますが、卒論は大学内部のスタッフが規定に基づいて審査するため、容赦なくはじきます。

大学そのものが卒論の審査していると思っても良いでしょう。

もし修正が必要なら時間も費やしてしまうし、紙の印刷代も無駄になってしまうので、

書く前にルール・手引きは何度も目を通して、抜けが無いようにしましょう。

(ちなみにですが、軽い誤字脱字程度では卒業に影響することはほぼありません。世に出ている研究書や文献にも誤字脱字は見られるので、お互い様ということでしょう)

期限は遵守、例外は無い。

もう一つ、手引きと併せて守るべきなのが提出期限。

基本的に卒論では、提出期限に遅れた場合は余程状況が悪くない限りは受理されないケースがほとんどです。

実際私の知り合いの先輩があと数分というところで逃してしまい、そのまま留年が確定してしまった事例があります。

“時間厳守”と書いてある場合は、一秒の遅れでも許されないと肝に銘じましょう。

ちなみに期日は大学ごとに異なりますが、一般的に1月下旬から3月中に指定することが多いです。
(私の大学は12月中の提出でした。早い!!)

実は形式>内容だったりする

年末調整の準備

で、なぜそこまで形式面で厳しいのかと言いますと、実は卒論は社会人の練習も兼ねているからです。

“決められた時間に、決められた場所に、決められた形式の書類を提出する”

こうした社会人として必要な基礎的な習慣を身につけさせる意義があるのです。

先ほど卒論は本番・集大成と書きましたが、それはあくまでも学生の範疇での話。

社会人になれば、そのレベルが当たり前になってしまう訳です。

「逆に内容はどうなんだ?」と思う方がいるかと思いますが、

ぶっちゃけ言えば、過度に重視する必要は無いと言えます。

「ええ!?」と思うかもしれないので、
誤解の無いように言えば、“卒論にふさわしい内容”に仕上げれば良いということで、

博士論文や修士論文クラスの高レベルなものを書けという話ではないということです。

4年間で得られる知識や経験には限りがありますし、教授陣もそのことは重々承知しています。

(てか逆に承知していなかったらヤバすぎる)

要はその範囲内で、自分のベストを尽くせるものを書くというのが卒論で求められる内容なわけです。

だからこそ“内容はともかく、形だけでもキッチリしたものにしなさいよ”というのが教授・大学側のホンネなんだと思います。

テーマは興味よりも“書きやすさ”を重視すべし

書類片手にパソコンで調べ物をする男性

分量・規模で従来のレポートをはるかに上回る卒論では、いかにモチベーションを保つのかが鍵になります。

その最たる方法が、自分の興味のある分野をテーマにすることになると思います。

「いや普通テーマってそれしかないんじゃないの?」と思った方、確かにその通りです。基本的に自分の好きなテーマで書くことになるでしょう。

しかしこのような経験はありませんか?

「○○について書きたいけど資料や先行文献が少なすぎる...」

「○○のことを証明したいけど話が難しくなっちゃう」などなど。

好きな分野であっても、それが書きやすい分野であるかどうかは話が変わってきます。

マイナーな分野であればあるほど、参考になる資料や先行論文は少なくなる傾向にあります。

私の周りでも自分の好きなテーマが、実はかなりニッチな分野で文献や資料が極端に少なかったり、論文で証明したい内容がいまいち見いだせなかったりと、

興味のある分野にもかかわらず、かえってモチベーションが低下する恐れがあるのです。

私自身もマイナーなテーマにしたことで、卒論制作にかなり難航した覚えがあります。

なので興味のある無しも重要ですが、それ以上に書きやすいテーマであるかどうかも意識すべきだと思います。

「私は○○に対して△△な考えを持っている。幸い○○は資料も多いし、授業でも取り扱ったことがあって予備知識もある。これならいけそう!!」

という自信が持てるなら、そのテーマがベストなんじゃないかな~と思います。

(もちろん自分の好きなテーマを愚直に突き詰めてみるのも、一つの選択だと思います)

しっかりと全体像を考えた上で執筆する

大量の本

論文を書く上では必ず全体像を作っておく必要があります。

なぜなら無計画に自分の書きたいことばかりを進めてしまうと内容が二転三転したり、最終的にその論文で示したいことが分からなくなってしまいます。

私の場合、ゼミでお世話になっていた教授が専用のフォーマットを作成して下さり、それに沿って見出しや章立てを作ったので、脱線することなく書き終えることが出来ました。

フォーマットはざっくりこんな内容になります(↓)

  • タイトル(+副題)
  • はじめに
    • 論文の目的の説明
    • トピック/概要(1~3章の構成の説明)
  • 1~3章
    • トピック/概要(その章で一体何を説明・証明したいのか)
    • サブ(第〇節のように章を構成する内容・セクション)
  • おわりに
  • 注釈
  • 参考文献リスト

このようにまずは“型”を用意し、そこに自分が書きたい内容を“関連性を重視して”当てはめてみる。

そうして出来上がった型をもとに文章を構成していくと、必然的にズレの無い論文が書けるかと思います。

盗作・剽窃は厳禁/引用は適切に行う

手錠を付けられた両腕

レポート・論文でしばし問題になっているのが盗作・剽窃の話題。

盗作(剽窃)とは他人の作品を自分のものとして無断で扱うことを言います。

論文の場合、他人の書いた文章を丸々コピーして“自分が書いたもの”として写す行為を指します。

盗作は大学側が卒論を書く上で厳禁としているケースが多く、万が一盗作だとみなされた場合、卒業認定が取り消される可能性があります。

著作権に引っかかる恐れもある行為なので絶対に止めましょう。

引用のルールにご用心

しかし自分の論に説得力を付けるためには、他の論文の力は必要不可欠...

そこで使われるのが皆さんご存じ“引用”というヤツです。

著作権法第32条第1項には下記のように引用のルールが記されています。

公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行われるものでなければならない。

著作権法 第32条第1項より

このルールでキモになるのが太字「公表された著作物」「公正な慣行」「正当な範囲内」という条項になります。

ただ「公表された著作物」は良いとして、
「公正な慣行」「正当な範囲内」は少し説明が難しい気がしますよね。

具体的には次のように解釈されます。

  • 「公正な慣行」「正当な範囲内」とは?
    「明瞭な区分」「主従関係」「出典の表記」「必然性」と言い換えられます。
    • 「明瞭な区分」
      引用する側と、される側の区別ができているかという要件。
      具体的には「」“”で仕訳けられているかということになります。
    • 「主従関係」
      引用する側が“主”で、される側が“従”という関係性。
      つまり引用された文章・画像は説明用の付属品という扱いでなければなりません。
    • 「出典の表記」
      どこの著作物から引っ張ってきたかを表記すること。
      基本的に参考文献や注釈に書くことになります。
    • 「必然性」
      その引用が必要なものなのか、正当な理由があるか?という要件。
      単純な飾りや、文字数の補充などでは理由として不足しています。

こういった具合に、引用のルールはかなり厳重な作りになっていることがわかります。

特に「主従関係」「必然性」の項目のように、
闇雲に引用を乱発するのはご法度なので、あくまでも補助として考えましょう。

困ったら教授・知人に意見を求める

子供に指導する女性

卒論製作を進めていく上で書き方に悩んだり、自分の思い通りに論がまとまらなかったりと、何かしらの壁にぶつかってしまうことがあると思います。

そんな時は素直に人に頼りましょう。

具体的には自分の卒論の指導を担当している教授か、似たようなテーマで卒論を書いている知人に聞くと良いです。

特に教授なら専門家の視点から参考になりそうな先行文献や、書き方のヒントを得られる可能性があります。

一人で悩んで時間を削ってしまうよりも、突破口を開くことにシフトしましょう。

まとめ

メガネが乗せられた本

いかがでしょうか。

今回の内容をまとめるとこんなカンジになります。

  • 今までの課題は練習。卒論はその本番と考える。
  • 手引き・期日は絶対に従って守る。
  • 壮大なものを書く必要無し、ベストを尽くせる内容でOK。
  • 興味の有無以上に書きやすいテーマかどうかも考える。
  • 書く前に全体のフォーマット(型)を考えておく。
  • 盗作(剽窃)は厳禁。引用はルールに要注意。
  • 一人で悩まず、素直に人に頼るべし。

卒論は長期的な執筆作業です。

それだけに計画的に行動しなければ、後々詰みかねないことになります。

近い内に何月に何をすべきかをまとめたフローチャート記事も書く予定なので、そちらも併せてご覧いただければ幸いです。

今回はここまで。オタッシャデー!!

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