ドーモデス。タツヒコです。
皆さんはSwitchで遊んでいますか?
私は6月末にリリースされるモンハンサンブレイクに向けて、あれやこれや周回しているところですが...
正直なところ、今年のソフトラインナップヤバいです(いい意味で)
ソフトラインナップが良いと、どうなるかと言えば...
Switchの容量がヤバくなります(悪い意味で)
という訳で今回は...
- 2022年のSwitchソフト事情
- Switchの容量の増やし方
- SDカードを安く手に入れてお得に節約する方法は?
これらの内容について解説していきます。
目次
2022年のSwitchは超大作祭り

ご存じの方もいるかと思いますが、2022年のSwitchは名作・人気IPソフトが目白押しになっています。
具体的には以下のラインナップが3月以降に発売予定・発売済みです。
- 3月
- TRIANGLE STRATEGY(3/4)
- マリオカート8デラックス コース追加パス(DLC)(3/18)
- 星のカービィ ディスカバリー(3/25)
- 4月
- eBASEBALL パワフルプロ野球2022(4/21)
- 夜廻三(同上)
- Nintendo Switch Sports(4/29)
- 6月
- 鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚(6/9)
- マリオストライカーズ バトルリーグ(6/10)
- Full Guys(6/21)
- ファイアーエムブレム無双 風花雪月(6/24)
- モンスターハンターライズ:サンブレイク(6/30)
- 7月
- 風のクロノア 1&2 アンコール(7/7)
- LIVE A LIVE(7/22)
- ゼノブレイド3(7/29)
- 2022年夏(6月~8月末)
- ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オフライン
- 9月
- スプラトゥーン3(9/9)
- 2022年冬(11月下旬~12月末)
- ポケットモンスター スカーレット・バイオレット
- 2022年内予定
- 太鼓の達人 ドンダフルフェスティバル
- ベヨネッタ3
Switchは今年で発売5年目、ハードウェアとしては中堅を迎えた頃合いになります。
リリース当初はソフト数が少なく、物寂しい時期もありましたが、今年はそれを吹っ飛ばすかのようなそうそうたるタイトルが揃っています。
(むしろ多すぎて手が回らない恐れさえありますねェ...)
2023年の春にはゼル伝シリーズの最新作『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の続編が発売予定になっています。
また追加情報が来ていませんが、メトロイドプライムの新作『メトロイドプライム4』も発売を控えています。
最低でも後1年半はソフト供給に困ることはなさそうですね。
Switchの容量カツカツ問題

で、供給されるソフトが多いのは大変喜ばしいのですが...ある問題が。
それはSwitchの容量が足りなくなるリスクがあることです。
Switchの本体容量は何も手を付けていない初期状態で32GB、後発の有機ELモデルが2倍の64GB用意されています。
一見すると「え、多いんじゃないの?」と思うかもしれませんが、実際はそうでもありません。
例として過去に発売された人気タイトルの“必要容量”を見てみましょう。
- スーパーマリオ オデッセイ...5.6GB
- ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド...14.4GB
- 星のカービィ スターアライズ...4.0GB
- スプラトゥーン2...6.1GB
- 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL...17.3GB
- あつまれ どうぶつの森...10.2GB
- ファイアーエムブレム 風花雪月...11.6GB
- ポケットモンスター ソード・シールド...12.4GB
- マリオカート8 デラックス...7.4GB
- モンスターハンターライズ...10.5GB
- ゼノブレイド2...13.2GB
- Fortnite...15.6GB
- Apex Legends...20.4GB
※My Nintendo Store掲載の「必要な容量」を参照
ご覧の通り、大手のゲームタイトルはその半数以上が10GBを超える容量を要求しています。
いわゆるインディーズ系のゲームならば、200~300MBで収まるものもありますが、物によっては1~3GBすることも普通にあります。
さらに上記の数値はあくまでもソフトそのものの容量であり、更新情報・DLCなども加えるとさらに膨れ上がります。
これらを踏まえるとSwichの初期容量だけで全データを保存する場合、せいぜい2~4本が限界かと思われます。
microSDカードは決して“安くはない”

そうなるのを防ぐための最たる方法がmicroSDカードの導入です。
Switch本体の専用の差込口に挿すことで、本体メモリとは別にもう一つの保存領域として機能してくれます。
任天堂公式も導入を推奨しており、私も自分のSwitchに常にブッさしていますが、一つ懸念事項があります。
このmicroSDカード、決して安い代物ではないんですよね(-_-;)
試しにSDカード業界の大手である“SanDisk”のUltraシリーズを見てみましょう。
- SanDisk Ultra SDSQUA4-032G...899円~1012円
- SanDisk Ultra SDSQUA4-064G...1159円~1427円
- SanDisk Ultra SDSQUA4-128G...1788円~2048円
- SanDisk Ultra SDSQUA4-200G...3290円~3299円
- SanDisk Ultra SDSQUA4-256G...3399円~4322円
- SanDisk Ultra SDSQUA4-400G...5799円~6150円
- SanDisk Ultra SDSQUA4-512G...7179円~8870円
- SanDisk Ultra SDSQUA4-1T00...16999円~20467円
※値段は2022年5月現在のAmazonと楽天市場での販売価格を参照。
規格間の値段の差が大きいのが分かります。
特に128GB以降は1000円以上も開いており、200GBからは3000円は下らなくなっています。
3000円以上という金額は、大学生や社会人にしたら然程大きくありませんが、小中学生にしてみれば十分高価な買い物だと思います。
「じゃあ32Gや64Gの安いヤツを買えばいいじゃん!」
と思うかもしれませんが、よく考えてみて下さい。先ほど説明した通りSwitchのゲームは10GB以上のものが多いです。
下手にケチって32GBや64GBのもので済ませて、後からまた容量が必要になった場合、余計に出費が増えてしまいます。
それこそ一番安い32GBを3点購入した時点で、それよりも容量が多い128GBより金額が上がります。
無論、普段はPCのSteamで遊んでてSwitchはあくまでサブ、みたいな使い方をしている分には32GBや64GBで事足りるかもしれません。
しかしガッツリSwitchを24時間毎日遊んでいるようなヘビーユーザーには正直気休め程度にしかなりません。
もし買うとしたら、最低でも128GBは欲しいところですね。
ちなみにUltraシリーズより上位の規格として“Ultra PRO”“Extreme”“Exstreme PRO”というのもありますが、お察しの通りさらに割高の値段になっています。
補足1:microSDカードを買いたい場合の簡単節約法
とは言え、Switchの容量を増やすのにmicroSDカードの存在は不可欠...
なのでそういった方向けに簡単な節約方法を伝授したいと思います。
節約のポイントはザックリと2つ。
“製造メーカー(ブランド)”と“販売フォーマット”の取捨選択です。
まずは製造メーカーについて、microSDカードは数多くのIT企業が製造販売しています。
- SanDisk...メモリーカード界の超大手。価格に見合うスペックの高さを誇る。
- Transcend...台湾に拠点を置くメーカー。比較的安価で豊富な品揃えが特徴。
- SAMSUNG...韓国の大手IT企業。安価でかつ他メーカーよりも保証期間が長め。
- KIOXIA...東芝メモリが前身のブランド。国産ということで日本シェア率は高め。
- ELECOM...大阪拠点の国内メーカー。データ復旧サービスを持つものが多い。
- TEAM...台湾メーカーその2。性能以外に見た目のオシャレ度も高め。
- SP(シリコンパワー)...台湾メーカーその3。台湾勢の中でも比較的安値。
- Lexar...アメリカのIT企業。通信速度の高さに定評あり。
上ではSanDiskのみを取り上げましたが、他企業も様々なmicroSDカードを開発しています。
(にしても台湾メーカーの割合が多いっスね)
性能を一番重要視するなら基本SanDisk一強ですが、値段と性能を両立したいならばSAMSUNGやKIOXIA、SPあたりが良いと思います。
そしてもう一つのポイントである販売フォーマットの選択。こちら側が重要です。
Amazonや楽天といったネット通販や、秋葉原の一部専門店では「並行輸入品」を採用していることで、他店よりも安く購入することができます。
並行輸入品とは正規の輸入ルートではなく、独自のルートを伝って輸入された品物のことで、正規品よりも安価で済むのが特徴です。
正規品ではないので100%品質は保証されていませんが、扱うメーカーやブランド自体は正規メーカーと基本的に同じです。
それこそAmazonや楽天は各メーカーごとに専用のページを設けており、販売元次第では保証サービスも受け付けてくれています。
そして大体お察しできたかと思いますが、
安値でmicroSDカードを手に入れたいのならば、直接電気屋や家電量販店で買うのはNGです。
先ほどSanDiskを例に説明しましたが、家電量販店のものはあの値段を余裕で超えてきます。
正規品を取り扱っている分品質や保証面には安心感を持てますが、その分割高です。
補足2:Switchに使用できるmicroSDカードの規格
microSDカードには容量ごとの基準カテゴリーが以下の通りに定められています。
- microSDカード...容量が2GB以下のもの。最も容量が少ない規格。
- microSDHCカード...容量が4GB~32GBのもの。
- microSDXCカード...容量が64GB~2TB(2000GB)のもの。
- microSDUCカード...容量が2TB~128TBのもの。現段階で最大規格のSDカード。
この中でSwitchに使用できるのは太字で書かれた上からの3番目までのものになります。
最大規格のSDUCカードは対応していませんので、ご注意ください。
SDカード購入以外にSwitchの容量を増やす方法

ここからはmicroSDカードを買う前にできるSwitchの容量増加の方法を解説します。
この方法を抑えておけば、SDカードを必要以上に購入することもなく、長く容量を維持することができます。
新しいSDカードを用意しているなら尚更、覚えておきたい節約術なのでどうぞご参考にしてください。
1.セーブデータを残してソフトのみを削除する
Switchのゲームはデータを保存する際に「ゲームソフト本体」と「セーブデータ」に大きく二分されます。
「ゲームソフト本体」はmicroSDカードがあればそっちに、なければ本体保存メモリーに行きます。
「セーブデータ」はmicroSDカードの有無にかかわらず、必ず本体保存メモリーに行きます。

例えば画像の『初音ミク Project DIVA MEGA39’s』の場合はこんな内訳になっています。
- アプリケーション...13.8GB
- 更新データ...643MB
- 追加コンテンツ...5.2GB
アプリケーション、つまりソフト本体の割合が13.8GBとかなり多くなっています。
基本的にゲームソフトのメモリ内訳は“ソフト本体>ソフト関連データ>セーブデータ”の順になっており、
容量の大半がソフト本体のデータで占められています。
セーブデータの容量は数GBどころか、数MBにも満たないほど微々たるものになっています。
なのでもし大量にゲームがダウンロードされていて、当面遊ばないものが出てきた場合、セーブデータを残してデータ量が比較的重いソフト本体のみを削除することができます。
セーブデータ自体が無くなるわけではないので、また必要になればオンラインストアから再ダウンロードして元通りプレイできます。
Nintendo Switch Onlineに加入している方は、万が一セーブデータが消滅しないように「セーブデータお預かり」機能を使うことをオススメします。
操作手順
1.Switchのメニュー画面から「設定」を選択。

2.「設定」内の「データ管理」から「まとめてデータを整理」/「ソフトの詳細管理」を選択。

3-1.「まとめてデータを整理」を選んだ場合、整理したいゲームソフトを選択してマーカーを付けた後、右下の“整理する”を選択して実行します。
3-2.「ソフトの詳細管理」を選んだ場合、整理するソフトを選択して詳細画面に映った後、“データの整理”を選択して実行します。


EX.セーブデータお預かり機能を使いたい時は、同じく「設定」→「データ管理」内にある「セーブデータお預かり」から実行できます。

2.既存のmicroSDカードにデータを移す
既にmicroSDカードを持っていて、「いちいち再ダウンロードするのがメンドイ!」
という方はmicroSDカードにデータを移して本体容量を空けることもできます。
注意点として、microSDカードに移せるデータは「スクショ・ショート動画」「ダウンロードしたソフト本体」「セーブデータ以外のソフト関連データ(DLCなど)」のみで、
セーブデータを移すことはできません。必ず本体保存メモリーに残ります。
操作手順
1.Switchのメニュー画面から「設定」を選択。

2.「設定」内の「データ管理」から「本体/SDカード間のデータ移動」を選択。

3.「SDカードへ移動」を選択。
4.SDカードに移したいソフトを選択してマーカーを付けた後、“移動する”を選択して実行します。
3.不要なスクリーンショット・ショート動画を削除する
Switchに付属しているJoy-conには、スクリーンショットと最大30秒間のショート動画を撮る機能が付いています。
スコア更新やいいプレイができた時などに記録を残す目的でよく使われていますが、ついつい撮り過ぎてしまうことはありませんか?
スクショも動画も保存先はゲームデータと同じく、microSDカードか本体保存メモリになります。
ひとつひとつは大したデータ量ではないものの、数が増えれば確実にメモリを食います。

画像は私のSwitch内のスクショの容量を設定欄から表示したものです。
34枚撮影して5.8MB消費しているのが分かります。
ショート動画に関しては30秒のもの1本で19.0MB消費していますね。
写真はともかく、動画に関しては何十本も保存していると余裕で数GB分の容量になってしまいます。
不要な写真や動画は適宜削除するようにしましょう。
操作手順
1.Switchのメニュー画面から「アルバム」を選択

2.写真・動画が一覧表示されるので、削除したいものを選択。
3-1.Xボタンで削除を実行。一気に削除したい時は一覧表示時に“えらんで削除”を選択して、消したい写真・動画にマーカーを付けてまとめて消せます。
EX.「設定」から削除を行う場合、「データ管理」内の「画面写真と動画の管理」を選択して、本体保存メモリーかSDカード内の写真・動画を一括で削除できます。


まとめ

いかがでしょうか。
今回の内容をまとめるとこんなにカンジになります。
- Switchのソフトは10GB以上容量を要求されることが多い。
- microSDの規格は最低でも128GB以上が望ましい。
- 店頭購入ではなくネット通販か一部専門店で節約できる。
- 不要なゲームソフトはセーブデータを残して容量を開けられる。
- スクショや動画も不要なものは適宜削除する。
Switchの容量を増やすのにmicroSDカードの力は必要不可欠です。
しかしSDカード自体がそこまで安い代物でもなく、何も考えずに買うと必要以上に出費が増えてしまいます。
メーカーと販売プラットフォームを考えた上で、節約できるところは節約したほうが良いでしょう。
またSDカード以外にもSwitchの容量を増やす手段は説明した通りいくつもあります。
浮いた分のお金はソフト代や追加コンテンツなどに使えば、なお良いのではないかと思います。
今回はここまで、オタッシャデー!!