【考察】漫画やアニメの研究が少ない理由を考えてみる

パソコンを前にディスカッションする二人の人物 タツ研の過去記事

ドーモデス。タツヒコです。

皆さんは学校の課題か何かで色々と調べものをした際、その分野の先輩にあたる研究者の文献や書籍に手を伸ばしたことがあると思います。

それを踏まえてふと思ったのですが...「漫画やアニメの研究をしている人ってだれか知っている?」と聞かれたら皆さんは答えられますか?

漫画やアニメの研究はあまり盛り上がってない(らしい)

夕日を背に独り静かに岩陰に座る男性

タイトル通り、今現在の日本で漫画やアニメなどのサブカル分野をメインに研究している方はかなり少ないのではないかと考えています。

「理由は?根拠はあんの?」と聞かれたらぶっちゃけ確固たる証拠やデータはありません。ほぼほぼ私の中での主観です。なので話半分程度に聞いていただいてもOKです。

「研究者でもないサンシタブロガー風情が何勝手言ってんだ!」と思った方。

おっしゃる通りです、ぐうの音も出ません(-_-;)

ですが先ほど出した質問、自信をもって答えられた方は果たしてどれ程いらっしゃるでしょうか?

おそらく「全然知らない」「研究している人かどうか曖昧」「漫画家ならメッチャ言える」と考えた方が大多数だと思います。(これも私の主観ですが...)

かく言う私も何十人も把握しているわけではありません。一応直接お会いしたことのある方が2,3名いらっしゃいますが、彼らの口から

「漫画アニメの研究は今すごく盛り上がっているよ!」

という話を私は聞いたことがありません。何なら逆に...

「正直言うと漫画やアニメの専門家って少ないし、研究もそこまで進んでいないよ」

みたいな話を聞いたことがあります。当の研究者がそうおっしゃるならそうなのでしょう。

研究がされない・認知されない理由

上を見上げて考える男性

なぜ国内の漫画やアニメの研究は盛り上がらないのでしょう?

私の中の結論を言うと、

“研究するよりも直接見て読んだほうが楽しめる”“研究する必要性がない”

という二つの理由があると考えています。

研究するよりも直接見て読んだほうが楽しめる

“研究するよりも直接見て読んだほうが楽しめる”というのはそのまんまです。

娯楽をわざわざ時間をかけて研究するよりも、従来通り娯楽として消費したほうが楽しめるという至極当然な理由です。

自分でいうのもアレですが、サブカルをはじめとした娯楽絡みの研究や考察が好きな方はかなりの物好きだと見られているのではないでしょうか。(先輩の研究者の皆様大変申し訳ございません、御無礼をお許し下さい)

研究する必要性がない

“研究する必要性がない” というのは厳密には“研究したとしても実用性が無くて日常生活に大した影響力が無いから”という体で必要性がない、という意味です。

例えば経済に関しては500年程前から今現在まで”経済学“として研究や考察が進められています。なぜなら経済は「お金の流れ」として人々の生活に直結しており、それは未来永劫変わることはないからです。

心理学についても同様です。100年以上昔から研究が進められて今では大学の主な講義学科の一つになっています。心の悩みを解決する心理カウンセリングや犯罪者の心理状況を解析し事件解決のヒントにする犯罪心理学など幅広く応用が利く点が挙げられます。

この二つと比べて漫画やアニメの研究はどうでしょう?

かなり閉鎖的な領域にあるとは思いませんか?

さらに言ってしまうと、漫画家アニメーターになるのに専門の研究知識は必要ありません。絵の描き方や魅せ方、専用のデバイスやストーリーの構築技術さえあれば他は不要なわけです。

終わりに

いかがでしょうか。主観マシマシな記事になってしまいましたが、これでサブカルチャーの裏側について少しでも興味を持っていただけたら幸いです。

今回の内容で一応フォローしておくと、漫画やアニメを専門に取り扱う研究書や図表がいくつも出版されていたり、

「マンガジャパン」「日本漫画家協会」「アニメジャパン」「アニメツーリズム協会」など各専門家が集う組織や社団法人が発足しているため全く進んでいないというのは流石に間違いだと思います。

ただやはり経済学や心理学のような他のジャンルと比べると、どうしても規模が小さいように見えてしまうのが実情だと思います。

さて、この締め方ではマイナス印象のままなので、次回以降近いうちに『漫画やアニメを研究して得られるもの』的な真逆の記事を投稿したいと思います。

おそらく二週間後になると思われるので気長に待っていただけたらと思います。

今回はここまで。オタッシャデー!

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