ドーモデス。タツヒコです。
第一弾から引き続き、今回は第二弾(Part.2)になります。
前回の第一弾はこちらからどうぞ。
目次
“清流に棲もうがドブ川に棲もうが 前に泳げば魚は美しく育つのです”

“清流に棲もうがドブ川に棲もうが 前に泳げば魚は美しく育つのです”
出典:『暗殺教室』殺せんせー
殺せんせーが生徒の一人である神崎有希子と、彼女を襲った不良たちに対して言い放った言葉。
落ちこぼれのE組の中でも神崎はかつては成績優秀な才女でした。
しかし良い肩書ばかりを求めてくる実の父親に辟易し、ゲーセンで遊び惚けて落第した過去を持っています。
そんな彼女に対して殺せんせーは重要なのは「肩書」ではなく、“その環境の中でどのように進んでいくのか、どうやって泳いでいくのか”が大事だと諭します。
環境や社会を言い訳にせず、泳ぐという「過程」や「生き様」を大切にすべきだという名言です。
“「正義」の反対は、別の「正義」 あるいは「慈悲・寛容」なんじゃよ”

“「正義」の反対は、別の「正義」 あるいは「慈悲・寛容」なんじゃよ”
出典:『パワプロクンポケット7』黒野鉄斎
「正義」という概念に悩む主人公に対して、黒野鉄斎が言った言葉。
黒野鉄斎は自らを「悪の科学者」と名乗り、悪をロマンとして追及する少し変わったご老人です。
彼から見た正義の反対は決して悪ではなく、“もう一つの正義”か“慈悲・寛容などの許し”と見ているようです。
道理に従っている限り、正義は正しいが一つではない。
人によって各々の正義はバラバラであり、自分の正義を押し付けかねないこともある。
インターネットが発展した現代では、ネットリンチやら炎上やらで「正義の暴走」が顕著に現れている時代でもあります。
自分の正義がどんなものか、今一度見直す必要があるように思います。
“燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや”

“燕雀安くんぞ鴻鵠の志を知らんや”
出典:『キルラキル』鬼龍院皐月
アニメ『キルラキル』の第3話で鬼龍院皐月が純潔を着ようとした際に発したセリフ。
中国に伝わる古文書「史記」に記された古いことわざで、『キルラキル』以外の作品でもセリフとして採用されています。
意味は「器の小さな者(燕雀)が器の大きな者(鴻鵠)の志を理解することはできない」という感じらしいです。
暫し中学生や高校生ぐらいの若者が起業家やタレントとしてニュースに出ると、何かといちゃもんや難癖を付ける人がいますよね。
彼らのように器の小さい人は、自分が非難している人たちの壮大な野望や志を理解できる訳が無いと。
“あなたの器はどの程度大きいですか?小さいですか?”と問うてくるような言葉だと思います。
“石は石でいい ダイヤはダイヤでいい 適切な場所で適切な働きをすればどちらも本当の宝になるんだ”

“石は石でいい ダイヤはダイヤでいい 適切な場所で適切な働きをすればどちらも本当の宝になるんだ”
出典:『ワンパンマン』セキンガル
ヒーロー協会の幹部であるセキンガルが自信を無くしているヒーローたちに向けた言葉。
S級ヒーローたちの桁外れの実力を前にして、自信喪失してしまったB級ヒーローの二人。
そんな二人に発破をかけるように、セキンガルは“自分が出来ることを最大限にこなせば良い”と言わんばかりにこの金言を伝えます。
どの業界でも実力差や経験差は得てして出てしまうもの。
自分より優れた人を見て自信を無くしてしまうこともあるでしょう。
しかしその人にはその人にしか出来ないことがあり、逆に自分にもそれは当てはまる。
自分にしか出来ない分野を突き詰めていけば、それは十分な成果だと言えるのです。
自分にしか出来ないことは何か、精一杯考えることが肝要だと言えます。
“壁とは超える為にある!! ”Plus Ultra”!!!”

“壁とは超える為にある!! ”Plus Ultra!!!””
出典:『僕のヒーローアカデミア』峰田実
“性欲の権現”と言われる程の助兵衛な峰田実のセリフ。
“壁や障害は自分の成長のためにあるんだ”と言い聞かせてくれる良い名言...と言いたい所ですが、
セリフの目的があまりにも曲がっているというか、経緯が少々変わっているものなのです。
ヒーロー活動の仮免合宿に来た際、男子風呂と女子風呂が壁越しに隣り合わせになっているのを良いことに“覗き”を企てる峰田少年。
委員長の飯田天哉が注意するも、峰田はこのセリフを叫び、壁を高速で登って覗きを決行しました。
(結果邪魔が入り失敗)
名言というよりかは、迷言(?)のような気もする言葉でした。
峰田のセリフはわりかしカッコイイものもあったりするんですけどね...
まとめ

いかがでしょうか。
一つの作品の中で、キャラクターたちは各々の個性を披露して我々を楽しませてくれますが、
中でも「セリフ」 というのは、キャラクターの気持ちや心情だけではなく、それを書いた作者や製作側の心情も混ざっているものです。(持論)
作品に触れた分だけ、その裏にある意図や人生論のようなものに出会えるというのは大変素晴らしいものだと思います。
今回はここまで。オタッシャデー!!